『あなた』へ
講習の間様々の障害を持った方に出会った。



この講習を開いているセンターの所長さんも重度の障害を持っている人でした。



身体のが自由にに動かせないことでうまくしゃべれない。



『20年前に施設に入れられた

そこでは人権なんて無かった

いやでそこから逃げたした

私達は他の人と何も変わらない

障害があること以外は』



所長さんはそんな大変な思いをして逃げだしたがそのあと宛もなく、困っていた時に出会ったのが今もセンターで働いているある男の人だったそうだ。



私は講習というから知識や技術を身につけるのだとばかり思っていた。



一番大切なのは理解すること。



知ると言うことに尽きる。



私は障害者に偏見はないと言ったが、実は偏見だらけだったのかもしれない。



私はそんな自分が恥ずかしくなった。
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