『あなた』へ
新しい年になっても荒れた生活は続いていた。



でも何かをしていなければ考えてしまいそうで、止められなかった。



(当分独りで楽しもう)



でもそう決めたから別に好きな人を無理矢理作ろうとはしなかった。



いや、正確に言うと誰かを好きになろうと努力したけど無理だった。



時間が解決してくれる問題だと思い自然に身委ねた。



今はただ積み木みたいに毎日を積み重ねて行くことしかできなかった。



例えその積み木がいびつに積み上げられても・・・。
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