《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「ウン。

自分的には納得いくのができた
から、見てもらおうと思って」


そのとたん、爽介の顔がパッと
輝く。


「お疲れ! よくがんばったな」


「イヤイヤ、まだ見てもないのに
それは早いでしょ」


「がんばったことにはかわり
ないだろ。

ま、デザインはシビアに見せて
もらうけど♪」


「もぉっ、そーゆーコト言わ
ないでよ」


こっちは本気で緊張してるん
だからね!


「わりぃわりぃ。

もう言わねーから、とりあえず
見せて」


むくれたあたしをなだめるように
言って、爽介が手を伸ばした。


あたしは黙って、スケッチブック
をその手に渡す。


爽介はそれを受け取ると、さすが
にキュッと表情を引き締めて、
ゆっくりと中を開いた――。


「へぇ――……」


最初に爽介がもらしたのは、
そんないいとも悪いともつかない
ようなつぶやき。
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