《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
あたしが行った方がいいだろうと
思ったんだけど、鈴原さんは
笑顔で首を横に振って、


「まだまだ若い人には負けません
から、ご心配なく」


そう言うと、言葉通り元気な
足取りで会場の出口に向かい
出した。


「そうですか?

じゃあ、お願いします。
こっちはやっときますね」


食材の片付けはもうあと少し。


鈴原さんを見送ってから、今度は
屈み込んでシンク下の収納部分に
片付ける作業に没頭してると――、


「やぁ、亜莉紗ちゃん。

雑用ご苦労さまー」


上の方から降ってくるひょう
ひょうとした声。


ギクッとして立ち上がったあたし
のすぐ傍に、ブースの外側から
覗き込むようにして矢崎さんが
立ってた。


パリッとノリのかかった、パティ
シエコートを来てる。


――そっか……今から練習時間
なんだ……。
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