Melted Love 〜溶ける愛〜
ケイの返事に"まだ大丈夫なんだ"と安堵した私は、いつも通りに返事を返す。
「居ないわ、今はね?」
1年ぶりに見せた強がりに、ケイは気付いているだろうか。
『そう、じゃあ行こうか。』
私の返事がまるで分かっていたかのように、ニッコリと微笑むと、バーの会計を済ませてタクシーを呼ぶ。
まだ眠らない町の片隅で、タクシーに乗り込んだ私達はケイのマンションへと向かった。
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