秘 め ご と 。

まだ、私を見つめる先生をなんとかなだめる。



…んー。



家に帰りたくないな



前にも、友達と遊んでいて夜遅く帰ったら家の鍵は完全に締められていて

呼び鈴を鳴らしても、電話をかけても、応答がなく


結局、朝まで玄関にしゃがんでいたとゆう、少し苦い経験があった。



…我が家の門限は6時と
すごく厳しいのだ



まあ､父が単身赴任していて母だけだし最近は物騒だからということもあって



｢…本当に大丈夫か？｣



私は、暗い顔をしていたんだろう。先生が無表情でなく本当に心配そうな余裕の無い顔で聞いてきた。



家に帰っても入れないだろうし、


ここは一つ…先生に




｢あの、先生。…供に一夜を過ごしてくれませんか？｣