Secret Kiss
1章 Secret Meeting

過去のあたし

あたしは高校2年生の花森瑠華。
本が好きで毎年、図書委員をやっている。



でも…。

そんなあたしに辛い過去があった。
それは2年前の中3だった夏の頃の話…。



あたしは当時付き合っていた。
毎日がすごく楽しくて彼に会うことが1番の楽しみだった。

そんなあたしに最悪な日が訪れた…。
それは彼の部屋に遊びに来たときだった。



「なぁ瑠華ー」

「なに?」


『ドサッ…』

気付いたときにはベッドに押し倒されていた。

「どうしたの…?瑛斗」

「俺らさぁそろそろヤっちゃってもいい頃だと思うんだよねぇ」

「えっ…?!ヤるってまさか…!」

「そう。エッチ」

胸がドキドキしていた。

でも、まだ心の準備が出来てないし…。

「今…じゃなきゃダメ…?」

「ダメ」

即答されてしまった。

「もう我慢できない!始めるから」

「え?!ちょっと待っ…!!ひゃっ」

瑛斗はあたしの首筋にキスをした。

そして服の中に手を入れてきた。

「止まって!瑛斗っ!!」

しかしあたしの声は届かず、どんどんエスカレートしていくだけだった。

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