駆け引き×スクープ!!
「返事は…NOだ」
そう言うと、神田はよかったぁ~♪と、踊り出した。
「そぅ…残念」
と言っていても彼女は残念そうには見えず、むしろ楽しそうだ。
「理由は?」
「あのね…俺は刑事なんだ。そう簡単に外部に情報を漏らす訳にはいかないし、もしバレたりでもしたら階級の低い神田はクビだ。」
「その上、すぐに職に就けるだけのスキルもない。」
「その通り」
「お2人さん!?」
神田が突っ込んでくるがもちろん無視だ。
「そーゆー訳だからさ…したらヤバいでしょ」
「そっかー残念ですねー…」
本当にそう思ってないだろ。
だが口になど出さない。
彼女が次に続ける言葉を待つ。
「わかりました!ではお近づきの印に…コレ差し上げます♪」
「…!」
そう言って渡されたのはデータが入ったフロッピー
と、書類は渡されなかったが……