バナナオ・レ
「それってデートの誘い?」
「え!」
勝手に思うだけじゃ悲しすぎるので、いちおう慶太に聞いてみた。
「デートじゃないんだったら普通に言ってよね!
変に勘違いしちゃうからさ」
あ、変な女だと思われちゃったかな?
ってもう思われてるよなー。
慶太は一瞬ビックリしたような顔をしてあたしの手を握った。
ドキ
「そ!デート!」
今度は笑顔になってあたしを都会の街中へ連れ出した。
ドキドキ・・・
胸の鼓動が止まらない。
恋って忙しいな