盃に乾杯!?
菜々が帰って、
大杉は私のお腹を撫でていた。


「ここにいるのか?」


「うん。」


「元気な子供が良いな。」


「女の子でも?」


「ああ。


俺みたいに、
養子を貰えたら良いだろう?」


「1人だけ?」


「いいや?


生まれた子供が
全て女だったらな。」


大杉の顔が、
やたらと悪魔に見えたのは、
私だけだろうか?
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