~.*+. FULL MOON .+*.~ 【罪の終わり】
双子は、私を叩いた。
何で、何で?
私そんなこと操作してないのに。

「キミトオナジカンガエカタヲスルンダヨ」
双子が喋った。
「ダッテキミハ、ワタシニコウイッタヨネ・・・」
「何がっ・・・」
「キミハワタシヲツカッテッテイッタヨネ」
「だから何っ・・・」

「・・・キミトオナジコトヲカンガエルンダヨ。ワタシヲツカッテ・・・ユルサナイ」

双子は、私の携帯を手にし、半分にした。
「ちょっと何すんのっ!」

ピシャッ

双子は、あの時と同じように、金魚がいる水槽の水を私にかけた。
「きゃあああっ」

何でこんなことーーー

チョキ。

双子は私の髪を切りだした。


「なんでこんなことするの!?やめてっ」

「ダッテ、キミトオナジカンガエカタダカラ。キミハウラギッタ。ダカラ、フクシュウ」
「私あなたを裏切った覚えなんかないけどっーーー」
「裏切ったじゃん」
黒猫は横からそう言った。
「いつそんなことっ・・・」
「だっていったじゃん。このことは秘密にしててって」


ーーーあっ。
そうか。

私は優里に、全てを告げてしまったんだ・・・

「なんでそんなことしたんだ?」
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