爆走★love boy2
☆☆☆

玄関を開けた瞬間、優等生の顔はなくて険しい樹先輩が立っていた。


怒ってる……よね。


昨日私のわがままで学校をさぼらせた上に、雅紀君の肩を持つようなことをしてしまった。


これで怒らない人なんて、いないよね。


「ボーッとしてんじゃねぇぞ」


玄関からなかなか出られずにいる私に、樹先輩が声をかける。
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