爆走★love boy2
いつもなら、これでバイバイして私は家の中へとはいっていく。



でも、今日は――。



「亜美、薄く口開いて」



「へ?」



離したのは唇だけで、今はオデコとオデコがくっついている。



今すぐにでも2度目のキスができる距離。



『へ?』と聞き返したまま固まっていた私の唇に、樹先輩のキスが再び降ってきた。



抗議する暇もなく、ゆるくふさがれる唇。
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