教えて?センセ。
「あっつ…まだ朝の6時なのに」



あたしは1人駅に立っていた。
みんな早くこないかな。



「愛美。」



大好きな声が耳に響く―……



「せん……、蓮くんっ」


「先生って言おうとしただろ」


「あ、あはは」



ぎゅうっとほっぺをつねられる。



「い゙!!いだだだ」


「ばーか。」



クスッと微笑んで頭を撫でた。
それからあたしの肩にひじを置く。



「むぅー…」


「あ、あれ友達じゃねーの」



先生が指差す方向には信哉がいた。



「信哉っ!」


「おう愛美おはよっ。……えっとなんて人?」



信哉は先生をみて困ったように首を傾げた。
なんて説明すればいいのかな…



「えっと…須藤蓮くん。大学生であたしの塾の先生であり…そのー…」



あたしがモジモジしていると



「あたしの最高にイケメンの彼氏」


「そう,最高にイケメンの彼…えぇえぇぇ!」



蓮くんが耳元で呟いた言葉をそのまま言ってしまった……
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