教えて?センセ。
先生…。



「ちょっと待ってろ、連絡してく…」


「蓮先生…」



あたしは先生の服の裾を掴んだ。



「長谷…?」


「行かないで……」



あたしはちょっと熱で
おかしかった。
目が潤んでいたせいからかな。
そのまま先生はそばにいてくれた。



「あ、斎藤先生…すみませんが長谷の親に連絡を……」



須藤先生は斎藤先生に頼んでお母さんに連絡してもらった。



「長谷…」



先生はあたしを抱えるように持ち上げた。



「教室だと他の生徒に感染る…」



そういってあたしを使っていない教室に移した。
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