傷の行方
その日は2人共



会話ができるような



状態ではなくなってしまい



私は「今日は帰ろう」と笑って言った




彼は無言で車を私の家へ走らせた



彼は私と会わないように言われていたんだ




そう思うと苦しかった



そして私は絶望感でいっぱいだった



ひとりになって



一生懸命



大丈夫だよって思っても



父親が浮かんでくる



私達は終わってしまうのだろうか



このまま



もう会わない方がいいのだろうか



眠れなかった


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