傷の行方
彼が私と会わなければわからなかった世界



私が彼と会わなければわからなかった世界




お互いに知ることができただけでも



良かった



そこで愛し合えたことで



もう 私はそれ以上を望むことは




しようとは思わなかった




愛情がないと思われても




愛とは相手にとっての幸せを




考えることだと思った




間違っているとしても




その時の私は




それでいいんだと思っていた


それが「愛する」ということだと

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