傷の行方
すべて自業自得だったのに


私はすべてを家族のせいにしていた



家族を傷つけて


自分がもっと傷ついていることも



わからなかった


その日は気絶してしまったらしく


実家で眠り仕事は休んだ



翌日家に帰り



私は横になりずっと泣いていた


するとインターフォンが鳴った



見ると同棲していた彼がいる


なぜいるのかわからなかった




私は泣いて腫れた顔を水で叩いて



何もなかったように


ドアを開けた



「どうしたの」と私がきくと


「あ 近くまで仕事できたから」


様子がおかしかった



「でね 仕事が終わったから寄った



中に入るのも何だから




ちょっと時間あったらドライブ付き合って」



と言ってきた



私は着替えて車に乗った

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