傷の行方
自分との戦い
私の味方はいつも男性だった


女性には理解されない



「いいね」「うらやましい」

「美人って得だよね」「不公平」



それはいつしか



憎しみとして私に降りかかってきた





「モテるからってなに?」



「男が守ってくれて嬉しいの?」





そんな言葉に私は何も感じないくらい



慣れていた



「いつも見下してるでしょ」



とか




くだらない女達




そんな時はいつもひとことで




片付けた




「自分と戦ってるの?」




「一体誰と戦ってるの?」





私はいつも自分と戦ってる



だから




もしも




好きな人がいて




その人が他の誰かに




心代わりしてもね



自分の足りなかったところを


一生懸命考えて




そして



それをバネに


自分を磨いてた




愚痴なんか



醜くさせるだけだよ



悔しいなら自分を磨く



その時も私は


人を想う気持ちに欠けていたことに




気がついていなかった
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