傷の行方
やがて 疲れはてる
男をもてあそび


自分を大切にしなくなり


心を失った私は




誰も信じたり しなくなった



家族とも離れてくらしていた



同年代の子が



高校の部活をするように



私はバイトをして


家に帰るように


私は同棲をはじめて



彼と夕飯を食べていた



同棲は 考えてたほど


楽しいものではなかった



好きな人とでさえ


長時間一緒にいる苦痛




私にとって


ひとりの時間程大切な時間は

なかった



17歳


知らないものは


もうなにも ないと


感じていた



男をだめにしたり


女をバカにした私に



天罰がくだった



「申し上げにくいのですが、



あなたの体では



子供はできません」



子宮の痛さに行った病院で



そう宣告された


「ちょうどよかったです。


こんな世の中に


生まれてくる子供が可哀想」




そう言って笑った



まだ この時には


手に入れてなかったから



悲しみは感じなかったんだ
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