傷の行方
彼はどこか魅力的だった



すごく輝いていた



どんどん夢中になった



彼も私を大事にしてくれた



彼になら私の病気のこと



話せると思った



そして病気のことや



手首の傷のこと



同棲していたこと



そして父親のことを



すべて隠さずに話た



それで彼が どんな風に私と接するか



変わってしまったら



それまでだと思いながら



反応をみた



彼は車の中でそっと抱きしめてくれた



彼の心臓の鼓動が伝わってきた



すべてを話した後も


彼は何も変わらなかった



愛されていると強く感じた



彼と最初に食事に行った日から



4ヶ月毎日のように会って



その日初めて彼とキスをした
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