猫の世話は大変です。


って!!違う!!

「さっきから何の話?話が読めない」


「ほら、前TVでカフェの特集してたの見てお前達盛り上がってたろ?」


「え?ん~…そんなこともあった気がする」


「お前が食べたいなって言ってた特大ジャンボジャングルパフェ、予約制だったじゃん?」


「あー!思い出した!あれ、すっごいうまそー……!!!!」


「さすが涼兄。気づきましたか」


「あー…ちょっと先行ってきます」


「「いってらっしゃーい」」

二人に見送られて、先に行ってしまった樹理を追いかけた。



うん。あの子馬鹿だよ。
ツンデレだからって言い方がなってないよ。

ちゃんと言ってくれなきゃ、さすがの俺だって分かんないんだから。


あぁ、やばい。
顔がニヤけてきた。
これだからツンデレって面白い。








「―…何してるんですか?」

学校を目の前にして、樹理は校門のところで一人立っていた。
中に入っていく生徒達がみんな樹理を見ていく。

こーゆーの見ると、客観的に樹理の綺麗さとかを実感するなぁ。


「…」


「予約とれたんだ?すごいね」


「!なんでそのことっ…!」


「心優しい幼馴染み達が教えてくれました」


「…涼の名前で予約してあるから、二人で行ってくれば…」

うわっ!拗ねてる!
何この子、可愛い!


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