envyⅠ








「で?お前はどうしたの?」


回想にふけってるといきなり声をかけられた。顔を上げると私を真っ直ぐ見つめる優さんと目があった。


気付いてくれたのは嬉しい。でもびっくりして答えられなかった。固まっていると爽馬さんからは、無事でよかったよ、信吾さんからは、迷惑かけんなと言われた。


とりあえず
「昨日はご迷惑おかけしました。」

とだけ伝えて部屋から出た。

< 30 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop