桜ノ籠 -サクラノカゴ-


あの日、青磁先生と話をたくさんして、
思った、



〝この腕に抱きしめる人に、
笑ってほしくて、
苦しんでほしくなくて、

力いっぱい、抱きしめるんだ〟



そう、思った。

そう思って、
力いっぱい青磁先生を抱きしめた。








今、

この腕に抱きしめる震える細い肩。



彼女から放たれた言葉と行動で、

少なからず、
痛みと哀しみで
闇に溺れ、

苦しんだ。






それでも、


私は、




それでもーーー







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