桜ノ籠 -サクラノカゴ-

「ったく、茜姉の勘は怖いな」

「ぷ、あははっ」

青磁さんがボソリと呟く。
困った表情だったけど、

何だか、
そんな青磁さんも愛しくて、
つい私の顔はゆるんでしまう。



私は、生成り色のベッドカバーにくるまり着替えを探す。

床には、

昨日私が着ていたパジャマと、
青磁さんが着ていた紺のシャツと黒いジーンズ、


そして、
私のブラとショーツが、

あちこちに落ちていた。




「え……あ!ひゃあーー」

思わず声を上げてしまった。


「どした?伽羅?」

「い、いえ。なんでも……」


心配そうに振り返った青磁さんに見つからない様に、
手早く下着を拾って、
自分を包むベッドカバーの中で握りしめた。





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