桜ノ籠 -サクラノカゴ-

気になり、
チラ、と青磁さんを振り返ると、

もうほとんど着替えの終わった青磁さんは、
ベッドに腰掛け、

煙草に火を点けていた。



は、早い!

な、慣れてる!?



ぐるぐると、また色々考えてしまう。


青磁さんは、
いつもと変わらない。

優しくて、
落ち着いていて、



だから、

不安になる。







私は、

煙草を吸うその唇も、
煙草を挟むその指も、


前よりもっと、
色っぽく見える。

前よりもっと、

愛しく見える。



でも、


それは、私だけ?



< 452 / 467 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop