桜ノ籠 -サクラノカゴ-
気になり、
チラ、と青磁さんを振り返ると、
もうほとんど着替えの終わった青磁さんは、
ベッドに腰掛け、
煙草に火を点けていた。
は、早い!
な、慣れてる!?
ぐるぐると、また色々考えてしまう。
青磁さんは、
いつもと変わらない。
優しくて、
落ち着いていて、
だから、
不安になる。
私は、
煙草を吸うその唇も、
煙草を挟むその指も、
前よりもっと、
色っぽく見える。
前よりもっと、
愛しく見える。
でも、
それは、私だけ?