桜ノ籠 -サクラノカゴ-

「伽羅…なに言ってるの。私は、伽羅が大事で、好きで、こうしてるだけだよ?」


「ありがとう、咲耶ちゃん。
でもね、私もう大丈夫だから。
私、走ってる咲耶ちゃんも、コータ君と笑ってる咲耶ちゃんも大好き。
だからー、」


ぎゅ、

桜色のしおりを握りしめる。


「明日からは、朝や帰り、部活に出たり、コータ君と一緒にいて、咲耶ちゃん」

精一杯の笑顔で、

言葉にした。




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