桜ノ籠 -サクラノカゴ-
「自分で、そう決めたんだね」
静かに話す、青磁先生。
「ちょっと、青磁、なに落ち着いてんのよ!?伽羅ちゃんが心配じゃないの、あんたは!?」
おばさんが、薄情者、と青磁先生の肩をバンバン叩く。
いたいって母さん、と、青磁先生は変わらず、落ち着いていた。
その時、
「……そろそろ、伽代さんのもとの方が、伽羅ちゃんの負担も少ないんじゃないの?」
茜さんが、考え込む様に話し出した。
「ここからだと、伽羅ちゃんの学校遠いし…」