恋風船
最近は俺ら4人で過ごすことも不思議ではない。
「そんなこと言ってたのかよ」
龍介が田畑に聞くと田畑は頷いてた。
「でも安井が邪魔者扱いしてるし今のとこ大丈夫じゃね?」
晴斗が言うと、田畑が少し反応した気がした。
…もしかして。
「田畑…ってまさか」
聞かなくても察してしまった。
安井のことが好きなんだって…。
「安井のこと…「ちょ…っ、それ以上は言わないでくれ」」
晴斗が言いかけた時、田畑が焦り出した。