gangな恋
それだけは勘弁だ………
と思いながら生嶋の隣を歩く。
「………」
「………」
お互い何かを話すわけでもなく、歩くだけ。
―――何か喋れよ、生嶋。
いつもならハイテンションで喋りまくるのに……
和弥といい、生嶋といい、何か今日は変だぞ。
「村上」
「………え?」
一人で悶々と考えてたから、返事が遅れてしまった。
「何か飲まねぇ?俺、喉カラッカラでさ」
「あ、うん。コンビニ寄る?」
ふと見ると、ちょうどコンビニの前だった。