gangな恋


人ん家で余裕かましやがって…




まぁ…お母さんが和弥を家に入れたんだけど。




「凜、時間は大丈夫か?」




和弥に言われて時計を見ると、もうすぐ20時になるところだった。




「あぁ…そろそろ行くか」


「え〜和弥君もう行くの?」


「はい…いきなり押しかけてすみませんでした。コーヒー、ごちそうさまです」




ニコッと笑った和弥にお母さんも「また来てね」って笑顔で返事をした。


いやいや

もう家に入れないし。




「凜、鍵貸して?」


「は?なんでだよ?」


「俺が運転する。凜は後ろ乗れ」

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