私たちの半年間に題名をつけるなら…
2月1日。
今日から2月か、早いな。
俺はいつもと変わらず
何気なく起きた。
ふと携帯に目をやると
《新着メール一件》と
表示されていた。
こんな朝早くに誰だ?
眠い目を擦りながら
俺はメールを開いた。
そこには
小林みほと書かれていた。
俺は覚悟した。
きっと中身はあの返事だろう。
もしも
ごめんなさいとか
書かれていても
俺は受け入れなければいけない。
みほの中に
まだ先輩がいるってことだから。
でも俺…
諦めきれるかな?
みほ頼む、OKだって言ってくれ。
俺は一息ついて、メールを読んだ。
ちょっとだけ…涙出た。
みほが付き合ってくれるって。
素直に嬉しかった。
みほにありがとうメールと
明日の放課後
会うことを約束し
俺は学校に行った。
俺は、みほの彼氏になれたことが
嬉しくて、まともに授業を
聞くことが出来なかった。
明日会ったら
まずは何て話そうとか
直接会って嫌われないかとか
いろんなことを考えていた。