私たちの半年間に題名をつけるなら…

2月2日。

今日はみほに会う日だ。


でも今日の俺は最悪だ。



アトピーのせいで

顔中真っ赤だ。


まぁ仕方ねぇか。

マスクで隠していくか…



みほはアトピーを

嫌いになるだろうか?


不安だった。



俺の学校は

みほの学校よりも

終わる時間が早い。


一時間半は違う。



でも俺は、コンビニに

行くことにした。


みほがいつ来るかわからないから

いつ来てもいいように…



店内に入ると

まだみほらしき人はいなかった。


当たり前だよな。

みほまだ学校終わってねーし。



自分にツッコミを入れながら

俺は外がよく見える

雑誌コーナーの前に立った。




「チャリーン」

「チャリーン」


ドアの開く音がするたんび


俺は何度も確認してしまう。


みほか?みほか?って。



あまりに挙動不審だった俺は

店員に睨まれてたしな。


恥ずかしかったぜ…。




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