黒の世界

小さいし、ボロいし。




ソウキはいい所に住んでるし。





しばらく沈黙が流れていると、




「じゃあまたな」



今度は車に戻ろうとするソウキ。






“また”なんていう時はあるのだろうか。



別の世界にいる、この男。



今日はたまたま連れていかれただけで、接点があるわけじゃない。




そんな男と、また会うことなんてあるの?
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