黒の世界
…綺麗な人だと思った。



上手く説明できないけど、私なんか比べものにならないぐらいのその容姿。





「お久しぶりです、栞さん。ソウキなら、奥にいますよ。読んで来ます」



「ありがと、秀」


声さえもが透き通っていて、綺麗。


…この人が栞さん。


ソウキの…彼女。



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