黒の世界
一通りその話が終わって奏の方へふと視線を戻すと、



「どうせ俺なんか…」



何やら呟きながら拗ねていた。


こいつ…


意味不明…


意地悪してきたと思ったら、少し無視したぐらいでこの状態。

変な男…



「ナナちゃん、気にしないで。こいつ、いっつもこんな感じだから」
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