心の中の宝物


「もう告っちゃいなよ。」

「無理だよ。」


みなみ何言ってんの?

先生だよ?

ダメに決まってんじゃん。


「でもさー別に先生だからダメって誰が決めたの?」


そうだけど・・・

心の中で返事する。


「別に神崎先生なら受け入れてくれると思うな。」

「いや・・・たぶん眼中にないと思うよ。」

はあ~

自分で言って情けなくなる。


私何もしてないもんな。


「そうかな?だって連絡先聞いてるんでしょ?毎日メールしちゃえ!」

「できるわけないじゃん。困ったときしかやらないって決めてるし。」


実際4,5回しかしたことないし・・・



「せっ「何の話してんの?」


「た、たけちゃん。」


みなみの慌てぶり。

別にそんな慌てなくても・・・


「な、なんでもないよ。」


その反応の方がばれると思いますよ。

みなみさん。




この時気付いてる人がいるなんて思いもよらなかった。

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