心の中の宝物
私が学校に復帰して一週間。

変わらない毎日が続いていた。

あの時までは・・・


ブーブー

いつものように4人で喋っていると私の携帯が鳴った。

なぜか嫌な予感がする。

メールか・・・


え?

お母さん?

受信:お母さん
話があるから帰ってきてちょうだい。


お母さんが私にメールをくれるなんて今までに数えきれるほどしかない。

電話なんてもっとないけど・・・

なんだろう?

心配になり私は急いで席を立った。

「どうしたの?」

みなみが心配そうに私を見つめる。

「親が話しあるっていうから帰るね。」

わたしは鞄に教科書を入れながら言った。

「気ーつけて帰れよ。」

「うん。担任に言っといて!じゃあね。」


私はそそくさと教室を後にした。


この日帰らなかったら良かったのかな?

そうしたらまだ夢の続きが見れたかも知れないのに・・・


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