濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


どうしたらいいのーっ。


今から降りたら、不自然かな。


でもなんかこれじゃあ、私が盛ってるみたいな感じに…。


こんな筈じゃなかったのにー。




「フッ。この眺めもたまにはいいな」


「も、もうっ…///」




翔ちゃんの手が伸びて来ると、私の頬を優しく撫でる。


もうそれだけで、私の胸がドキドキと高鳴って行く。


今私、大好きな翔ちゃんに触れられてるんだね。


凄く幸せ。



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