濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
「…紗耶」
翔ちゃんは私の手を引き私が乗っかったままの状態で後頭部を押さえ口づけられた。
私はどうしたらいいのかわからず、目を閉じキスを受け入れる。
最初はソフトに優しく何度も口づけを交わしていると、やがて段々と口づけが深くなる。
翔ちゃんの口づけについて行けず身を任せる様にすれば、背中へ腕を回されてすぐ互いの体を反転させられ翔ちゃんが私に覆い被さる体勢になった。
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