濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


「じゃあまた明日も来るからな。少しでも体に違和感感じたりしたら、医者に言えよ」


「うん。わかった。おやすみなさい」


「おやすみ」




翔矢さんは病室を後にし、二人で同棲してるって言うマンションへと帰った。


早く…記憶が戻らないかな…。


こんなに優しい人達を傷つけてしまって…凄く胸が痛いよ…。


事故とは言えど…凄く胸が痛い…。



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