約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
こんなことなら寮申し込む
べきだったかなぁ。


学園生活も正直まだ怖いのに・・・。
寮生活なんて絶対絶対無理なん
だもん。



 「あ~ぁ。 もう最悪~。」


チャイムが鳴る2分前。


 「どうして~。 
こんなに廊下が長いの~。」



バタバタ・・・・。

猛ダッシュ。



廊下に足音響いてるし・・・。



 『ガラ!!』 『パッフ!!』


セーフ。やった~。

あれ・・・。あれれ・・・。




一瞬、目の前真っ暗だし。
なんかいい匂い・・・。ヘへへ



    『ウギャー』


 「ちょっと君。 どいてくれる?」


 「ごっごめんなさい。」



 「あ~ぁ。 君のKISSマークが
シャツについちゃったんだけど。
 どうせKISSしてくれるんなら
クチビルにしてもらいたいもんだね。 」


うつむいて自分の足元を
見つめてるわたしの顎を
思いっきり引き上げる。


そこには、平均身長なんかより
チビのわたしには20センチは
身長差があるんじゃないかと思う大男???
が立っていて、目に入ってきた
その顔はめちゃめちゃかっこいい。


超超超イケメン。
めっちゃ好み。


めっちゃ顔真っ赤だよ。
顔が熱いよ。


茹でダコならぬ茹で真幸!!
だよ。

 「そういうことでKISS予約って
ことでよろしく。」



 「はぁ?」

パチクリ パチクリ 瞬きも増
えるって。


・・・・・・。
時が止まる。


 「えぇ~~~。」

クチビルを手の甲で隠しながら
ついつい後ずさり。

同時に
『えーーーー。』『キャーーーーーー。』

重なる悲鳴悲鳴悲鳴。


 「約束だからね。 おちびちゃん。」



頭をポンポンって優しく叩かれた。




約束という言葉が頭の中で連呼する。

ドキドキが止まらない。
 



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