約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて

 「真幸をひとりにする訳に
はいかない。俺は死んで行く
んだ。
俺が消えた後あいつを支える奴
が必要になる。」


 「それを俺に・・・。」


 「お前しかいないんだよ。
安心して真幸を託せる奴が。
だから、お前に頼んでるんだ。」


 「温人・・・お前・・・。」


 「俺は、約束の日を見届けて、
消えようと思ってる。たぶん
その辺で身体も限界だろう。
俺の病気の事真幸は知らないんだ。
知らせるつもりもない。
だから、真幸に感づかれる前に
あいつの前から消えようと思う。」


 「それでいいのか?」


 「あぁ。 あいつのことだ。
俺が死ぬって分かっていたとしても
結婚するって言いはるだろう。
あいつに看護させて、苦労させて
そして、後数カ月で俺は死ぬ。
そんな結婚生活あいつに送らせる
わけにいかないだろう。」


温人の目に涙が溢れてた。

自分の事では泣かない温人が真幸
の事を想って泣くなんて。

本当に愛してたんだな。








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