約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
1人ベットの上お気に入りの
クマのぬいぐるみを思いっきり
抱きしめてみる。


突然の今日の出来事を思い出す
と恥ずかしさと戸惑いがこみ
上げてくる。



手のひらには1枚のメモ。



 「いつでもいいから。
 待ってる。」


そういって下校前のわたしの
手に握らせられたメモ。


手に伝わってくるぬくもりと、
頬をうっすらピンク色に染めてる
彼が印象的だった。



まわりの女の子にキャーキャー
言われてる時の強気の彼とちがう、
なんかもっと
どう言ったらいいんだろう?


彼に対してドキドキが
止まらないわたしもいた。



手のひらで、主張している
メモには彼の携帯番号とメルアド。



携帯を握りしめながら
、電話番号を090-1324-××××



プッシュはしてみるものの、
発信ボタンを押す勇気はなくて
時間だけが過ぎていく

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