約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
窓から射し込む光も、
優しくそよぐ風もなんか
重たく感じる。


学校・・・気が重い。



昨日の出来事が頭の中を
3倍速位の速さで再生される。



寝癖で爆発した髪を両手で
思いっきりかき乱す。



 「真幸~。」


1階からは、早く起きなさいと
言わんばかりのお母さんの声。



入学早々仮病使って休みたいよ~。



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