約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
「わたしも机片付けるの
手伝うね。 
きっと真幸嫉妬されたんだよ。」

呆然と立ちすくむわたしに
愛の手が伸びる。


わたしの背中をそっと支えて
くれてクラスメイトの輪の中に
誘導してくれる愛。




机をぐるりと囲む同情や
いろんな感情の視線に頭が
クラクラしてしまう。


机に座り改まって
確認する机に書かれた

 『死ね!!』の赤文字。



血の気が引くっていうのか、
手足は震え体内から押し寄せる
ムカムカ感。



息が苦しい。



あ~またか。


学校ではなりたくなかったなぁ・・・。




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