約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
「吉村君言ってたよ。
会いにいきたいけどきっと
周りも騒いでるだろうし、
俺みたいなのが突然行ったら、
真幸の親ビックリさせるだろう
って。」
手紙を開いてみる。
大丈夫か。
すぐに顔見に行きたいけど、
大勢で行っても真幸疲れる
だろうし、今回は里田に譲るわ。
その代りぜってー犯人
見つけて真幸に謝らせて
見せるから。
早く顔見せるよ。
急いで書いたんだろう
文字は読み取るのにやっとだよ。
でも、うれしい。
冷え切っていた心が温められて
いく感じがする。
涙が自然と流れて、
病院の真っ白な布団カバーに
雫の後を残した。
会いにいきたいけどきっと
周りも騒いでるだろうし、
俺みたいなのが突然行ったら、
真幸の親ビックリさせるだろう
って。」
手紙を開いてみる。
大丈夫か。
すぐに顔見に行きたいけど、
大勢で行っても真幸疲れる
だろうし、今回は里田に譲るわ。
その代りぜってー犯人
見つけて真幸に謝らせて
見せるから。
早く顔見せるよ。
急いで書いたんだろう
文字は読み取るのにやっとだよ。
でも、うれしい。
冷え切っていた心が温められて
いく感じがする。
涙が自然と流れて、
病院の真っ白な布団カバーに
雫の後を残した。