星に願いを~夜空の光~
奏は、退院した。
それから、俺は奏をなるべく外に連れ出した。
俺の仲間に会わしたりした。
奏に出会ってから、俺は、変わった気がした。
仕事も頑張れていた。
奏に会えるなら、仕事も頑張れた。
上司へのストレスも奏がいれば感じなかった。
奏の笑顔を大事にしたい。
上司の事は、確かに嫌いだ。
それは、変わらない。
奏にも相談する。
「奏、上司と喧嘩したんだ。言い合いになった。イライラして、どうしようもないんだ・・・」
「涼ちゃん、その人の事嫌いでもいいんだよ。でも、そのイライラで自分をつぶしちゃもったいない。だから、仕事でこいつすごいじゃんって言わせられるようにしたら?涼ちゃんは、できるよ。自分の仕事に誇りを持ってたら、きっと見返すことできるんだよ。」
奏は、意外としっかりしている。
こう言っちゃ、奏に怒られると思うけど、何にも考えてなさそうな感じの奏からは、出ないような言葉がたくさん出てくる。
「奏、ありがとう」
奏の言葉は冷静さを失った俺を一気に冷静にさせる。
いつも、こうやって俺は奏に支えられている。
奏??君は知らなかっただろうけど、俺は君にたくさん助けられてるんだよ。
8月のある日、流星群がくるというニュースを見た。
このニュースを見たとき、奏と一緒に見に行こうと思った。