教室の片隅で秘密の放課後





「えーっと、最初は友達と一緒だったんですけど途中で迷子になっちゃって」



「迷子?」



「はい。ケータイも充電切れて使えないし、道も分からなくて…」



状況を説明してるうちに、自分の馬鹿さに恥ずかしくなった。



そんな私に彼は口元を手で押さえて笑いを必死に堪えてる。






< 10 / 25 >

この作品をシェア

pagetop