一匹狼と無邪気なワンコ


 ――考えがバレていた、そして俺の事を少しでも分かっている。


 なんて些細なことが嬉しくて俺はついつい微笑んでしまう。


 狼攻略も目前か――なんて思ったらウキウキせずにはいられないってもんだ。


「きもー」

 
 そんな俺の様子を見て、千佳が呆れたような顔をしている。


「どぉーせ矢野先生目当てで行くんだもんね、陸は! なんで男の人って巨乳がいいわけ!?」


「ん~? お前何か勘違いしてない? 別にあのセンセ目当てじゃないし胸デカいのも好きじゃないしね」


「ウソばっかり!! だって昔から陸は年上の女の人に可愛がってもらってるじゃん」

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